今冬の移籍市場で日本代表MF久保建英が期限付き移籍で加入したヘタフェは20日、スペインリーグ第19節で岡崎慎司が所属するウエスカとホームで対戦する。この一戦に向け、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督(56)が記者会見に出席した。

ボルダラス監督はその際、ウエスカが新監督を迎えたことに対して、「監督交代があった場合、チームはより活性化するものだし、新しいアイデアを持ち臨んでくる。ウエスカはこれまでも悪いことをやっていたわけではないが、彼らのやったことが順位に反映されていなかった。ウエスカは素晴らしい試合を何度もやっていた」と見解を述べた。

久保とアレニャについては「彼らがヘタフェにやって来て間もないのは確かだ。しかし大きな意欲を持ってやって来たので、我々は満足している。私には彼らと入団前に話す機会があったが、彼らはヘタフェに来て、チームの助けになり、貢献したいという強い気持ちを私に伝えてくれた。2人ともチームメートと練習する時間がほとんどなかったにもかかわらず、エルチェ戦でそのことを証明してくれた」と言及した。

新加入の2選手がチームに貢献できることについては「彼らは非常に明晰(めいせき)なプレーヤーであり、プレーをうまく理解している。久保は1対1に非常に優れているし、2選手ともクオリティーの高さとラストパスを我々にもたらすことができる。そしてさまざまなポジションでプレーできる。チームも監督も彼らを歓迎しているよ」と言及した。

今冬の移籍市場でさらなる補強があるかについては「私は常に自分のメンバーに満足しているが、重要なことを成し遂げたいと考えている成長中のクラブは、自分たちの力になってくれる選手加入の可能性に対して常にオープンだ。そのことは新たな選手が来ることを意味するものではないが、ヘタフェは改善し続けることに対し、常にオープンなクラブだよ」と説明している。

(高橋智行通信員)