新型コロナウイルスに陽性反応を示していたマウリシオ・ポチェッティーノ監督(48)が戻ったパリ・サンジェルマンが、モンペリエに4-0で圧勝した。

前半19分、FWエムバペがペナルティーエリアすぐ外で相手GKオムリンに倒され、同GKが退場。数的優位に立つと同34分、ディマリアのパスを受けたエムバペが、飛び出してきたGKをあざ笑うかのようなチップキックを決めて先制した。同FWにとって公式戦5戦ぶりのゴールだった。

後半15分にはエムバペの右からの折り返しをFWネイマールが難なく右足で決めて追加点。1分後にはFWイカルディがゴール前で右足で蹴り込み、その2分後にも自陣高い位置からのカウンターで、最後はエムバペが決めた。3分間で3発の猛攻で勝負を決定づけた。

ポチェッティーノ監督は1週間前にコロナ陽性となったばかり。この試合もペレス・アシスタントコーチが指揮を執るとみられていた。だが同監督はこれまで見られなかったマスク姿でピッチに登場し、キックオフ前のテレビ局のインタビューには「体調はいい。他の人と距離を取れば戻っていいと言われた」と説明した。

リーグ戦3連勝のパリ・サンジェルマンは14勝3分け4敗の勝ち点45。消化が1試合少ない2位リールとは勝ち点3差。