バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)とクラブが、同FWの契約書のコピーを入手して記事化したスペイン紙エル・ムンドと、契約書をリークした人物に対して、法的アクションを起こす見通しとなった。ESPN電子版が関係者からの情報をもとに報じた。

バルセロナも、公式声明を発表。「遺憾の意を表する」と公式サイトで延べ、ムンドへの法的手段を取るという。

エル・ムンドによると、メッシの契約は4年間で出来高も含めて最大5億5523万7619ユーロ(約694億円)になるもの。アスリートとして史上最高額の契約だという。年俸に換算しても173億5000万円という、途方もない額だ。ただバルセロナが10億ユーロ(約1250億円)を超える負債を抱えている中、1人の選手に対してこれだけの額を支払うことに対する疑問の声もでている。

メッシの契約書のコピーは4通あり、本人、クラブ、スペインリーグ、メッシが利用している法律事務所がそれぞれ所持しているという。バルセロナは声明の中で契約書のコピーの流出には関与していないと強調しているが、メッシがクラブに対して疑心暗鬼になる可能性もある。そうなれば今年6月に契約が終了した後の去就にも影響する。成り行きが注目される。