ヘタフェに所属する日本代表MF久保建英(19)は保有元であるレアル・マドリードとのアウェー戦に後半途中から出場した。チームは0-2で敗戦した。

保有元に存在感を示したい久保は、ヘタフェ加入後の初戦だったエルチェ戦以来5試合ぶりのベンチスタートに。同タイミングでバルセロナから加入したMFアレニャも控えとなり、ボルダラス監督はよりフィジカルを重視した守備的な戦術を前面に出した。

0-0で試合を折り返し、後半9分に久保、アレニャ、FWマタと攻撃陣を一気に投入した。ゴールへの活路を見いだすための采配だったが、6分後に先制点を許した。FWビニシウスの右クロスをFWベンゼマに頭で合わせられた。

さらに6分後の21分にも追加点を献上。右サイドをパス交換で崩され、自陣深くまでDFマルセロに持ち込まれてクロスを許し、走り込んだDFメンディに右足ダイレクトで合わせられた。

久保はキープ力を生かしてドリブルで打開をはかる場面も何度か見られた。対面するDFメンディのイエローカードを誘発し、MFカゼミロを1対1で振り切るなど気を吐いた。しかしその後の連係が合わず、ゴールを脅かすプレーはできず。もどかしさも残る1戦を終えた。