バルセロナとの契約が6月30日で切れるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)に対し、今夏の獲得を狙うマンチェスター・シティーがオファー金額を大幅に下げる予定だと、スペイン紙アス電子版が19日、英紙サンの情報を元に報じた。

マンチェスターCが半年前に出した5年契約の総額6億9300万ユーロ(約866億2500万円)というオファー金額を変更。新たに1億9600万ユーロ(約245億円)値下げた5年契約の総額約5億ユーロ(約625億円)というオファーを出す予定だという。

値下げの理由として、当時のオファー額が現在の経済状況に適したものではないとマンチェスターCが判断したことなどが挙げられている。

このオファー内容は最初2年間(1年延長のオプション付き)、マンチェスターCでプレーした後、同じシティー・フットボール・グループ(CFG)のニューヨーク・シティーに2年間所属するというもの。さらにその後1年間、インドかUAEで1年間プレーする可能性がある他、4大陸で合計10クラブを保有するCFGの大使を8年間務めるオプションが含まれるとのことだ。

同紙はメッシが契約切れになった際、マンチェスターCもしくは、もうひとつの移籍先候補であるパリ・サンジェルマンと新たに契約を結ぶのか、それとも新会長を迎えるバルセロナと契約更新するのかは現時点で不明だと伝えている。(高橋智行通信員)