ヘタフェが19日、スペインリーグ第24節でベティスとアウェーで対戦し、0-1で敗れた。4連敗、6試合連続未勝利、5試合連続無得点という厳しい状況に陥っている中、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長は現時点でホセ・ボルダラス監督を解任せず、少なくとも今後2試合は続投させる予定だと、スペイン紙マルカ電子版が20日に報じている。

ボルダラス監督については最近、成績不振により解任の可能性が頻繁に報じられている。しかし、同紙は過去4シーズンに成功に満ちあふれたシーズンを成し遂げ、昨季は欧州リーグで強豪アヤックスを退けるという素晴らしい結果を残したクラブ史上最高の監督が前代未聞の現在の状況を過ごす中、この窮地からチームを救い出すことができると、アンヘル・トーレス会長が信じていると伝えている。

そのため不測の事態が起こらない限り、現時点で監督交代はないとのこと。少なくともボルダラス監督は、この後のバレンシアとバリャドリードとの2試合で引き続きチームを指揮し、その後でアンヘル・トーレス会長が評価することになるという。

クラブ内ではその2試合は、残留争いに向けた直接のライバルとの対戦であるため、非常に重要な戦いになると考えているとのことだ。

ヘタフェのリーグ戦成績は現在、24試合6勝6分け12敗の勝ち点24で暫定14位。降格圏内にいる18位バリャドリードとの勝ち点差はわずか3となっている。(高橋智行通信員)