バルセロナがホーム、カンプ・ノウでカディスと1-1で引き分けた。終了間際にPKを取られて同点に追いつかれた。その試合後、ロナルド・クーマン監督(57)が記者会見で落胆した胸の内をあらわにした。

バルセロナ指揮官はその際、首位アトレチコ・マドリードが前日に行われたレバンテ戦で敗北を喫したため、勝ち点差を縮めるチャンスだったにもかかわらず、それを生かせなかったことについて次のように悔しがった。

「残念だ。我々はこの手の試合に勝つ必要があったのに勝てなかったからね。Aマドリードが敗れた後でビッグチャンスを逃すことになった。大きな失望だ。本当に落胆している。火曜日(1-4で敗れたパリ・サンジェルマン戦)以上だよ」

「我々は勝ち点2を逃してはいけなかった。我々は落胆しているが、私は選手個々を責めるのは好きではない。攻撃面は自分たちの本来のレベルに達していなかったし、別の方法で守る必要があったが、自分たちのクオリティーを考慮すると、勝たなければいけなかった」

クーマン監督はまた、先制を決めた後に決定力を欠き、試合を決めきれなかったことも嘆いていた。

「問題は点差が1-0という非常に僅差だったことであり、今日起こったようにカディスがいつでも同点にできたということだ。我々は最後の時間に同点にできる可能性を残してしまった。もし試合を終わらせることができず、2点目を取れなければ、相手は常にゴールを決めることができる…」

「我々はカディスが後ろに引きスペースがなかったので、チャンスを作るのに苦しんだし、前線で新鮮さを欠いていた。PKについては起こったことを分析し、あのプレーがどのようなものだったかを確認する必要がある」

バルセロナのリーグ戦成績は23試合14勝5分け4敗の勝ち点47で暫定3位。首位Aマドリードとの勝ち点差は8、消化試合が1試合多い2位レアル・マドリードとの勝ち点差は5となっている。(高橋智行通信員)