3月7日にバルセロナの会長選挙が実施される。ジョアン・ラポルタ氏(58)が当選した場合、監督交代が必要であればアーセナルのミケル・アルテタ監督をクーマン監督の後釜として検討すると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が28日に報じた。

同紙はカタルーニャのラジオ局RAC1の情報を引用。バルセロナとの契約が22年6月まで残るクーマンが来季続投しない場合、代わりとしてアルテタを招聘することを考えていると伝えた。

ラポルタ氏は最近、バルセロナには経験豊富な監督が必要だと発言。現在アルサド(カタール)で監督を務めるシャビのバルセロナ監督就任の可能性を切り捨てることを示唆し、アルテタの動向に注意を払っているという。

バルセロナの下部組織出身のアルテタは、コーチとしてのキャリアをグアルディオラ監督が指揮するマンチェスター・シティーのアシスタントコーチとしてスタートさせた。そして19年12月、現役時代の最後にプレーし、キャプテンも務めたアーセナルの監督に就任。2023年6月までの3年半の契約を結んだ。(高橋智行通信員)