スペイン紙マルカ電子版が2日、今冬の移籍市場後に更新されたスペイン1部リーグ20クラブのサラリーキャップ(移籍金の減価償却費や選手年俸などの限度額)を報じている。

今季は昨季終盤同様、無観客開催が続き、新型コロナウイルスの影響を全クラブが財政面に大きく受けている中、レアル・マドリードがトップの座を維持した。

昨夏、4億6850万ユーロ(約609億500万円)でサラリーキャップが最も高かったRマドリードは今冬、480万ユーロ(約6億2400万円)増の4億7330万ユーロ(約615億2900万円)で再び1位になった。

2位のバルセロナは今冬、スペイン1部リーグ20クラブ中、サラリーキャップが最も引き下げられたクラブとなった。昨夏が3億8270万ユーロ(約497億5100万円)だったのに対し、今冬は3570万ユーロ(約46億4100万円)減の3億4700万ユーロ(約451億1100万円)となっている。

3位は現在リーグ戦首位のアトレチコ・マドリード。昨夏は2億5270万ユーロ(約328億5100万円)、今冬は3540万ユーロ(約48億200万円)減の2億1730万ユーロ(約282億4900万円)。

日本人選手の所属クラブを見てみると、久保建英がプレーするヘタフェは20万ユーロ(約2600万円)減の5230万ユーロ(67億9900万円)で12位。乾貴士と武藤嘉紀が所属するエイバルは70万ユーロ(9100万円)減の4200万ユーロ(約54億6000万円)の15位、岡崎慎司のウエスカは30万(約3900万円)増の3730万ユーロ(約48億4900万円)で18位となっている。

<スペイン1部リーグ20クラブの今冬のサラリーキャップランキング>

1位 Rマドリード 4億7330万ユーロ(約615億2900万円)

2位 バルセロナ 3億4700万ユーロ(約451億1100万円)

3位 Aマドリード 2億1730万ユーロ(約282億4900万円)

4位 セビリア 1億8330万ユーロ(約238億2900万円)

5位 ビリャレアル 1億4000万ユーロ(約182億円)

6位 ビルバオ 1億1070万ユーロ(約143億9100万円)

7位 Rソシエダード 9520万ユーロ(約123億7600万円)

8位 バレンシア 9310万ユーロ(約121億300万円)

9位 ベティス 6620万ユーロ(約86億600万円)

10位 セルタ 6510万ユーロ(約84億6300万円)

11位 グラナダ 5680万ユーロ(約73億8400万円)

12位 ヘタフェ 5230万ユーロ(67億9900万円)

13位 バリャドリード 4720万ユーロ(約61億3600万円)

14位 オサスナ 4570万ユーロ(約59億4100万円)

15位 エイバル 4200万ユーロ(約54億6000万円)

16位 カディス 3990万ユーロ(約51億8700万円)

17位 アラベス 3940万ユーロ(約51億2200万円)

18位 ウエスカ 3730万ユーロ(約48億4900万円)

19位 レバンテ 3650万ユーロ(約47億4500万円)

20位 エルチェ 3220万ユーロ(約41億8600万円)

(高橋智行通信員)