バルセロナはホームでの第2戦でセビリアに3-0で勝利。2試合合計3-2で勝ち抜きを決め、2大会ぶりの決勝進出を果たした。

試合後、先週末のリーグ戦から2試合連続でセビリアと対戦したことについて聞かれたバルセロナのロナルド・クーマン監督(57)は「常に試合について分析する瞬間があるし、対戦相手がどう来るのか、どんなシステムで来るのかを考えている。我々は土曜日に素晴らしい試合ができたので、変更せずに同じシステムで臨んだんだ。我々は土曜日のようにプレスをかけることを目指したが、チームはとても素晴らしかったと思う」と満足げだった。

さらに「私はまずその仕事ぶりや高潔さにより、チームが勝利するにふさわしかったと思っている。我々はボールがない時に多くのものを改善し、はるかにアグレッシブになっている。私は誇りを感じているし、これはクラブにとっても私にとっても重要な結果だ。なぜならもし勝てばとても素晴らしく、負ければ非常に悪いことになるからね。我々はそのことを分かっている」と、自軍が勝ちに値する戦いぶりだったと強調した。

またバルセロナの監督としてこの日が最も幸せな夜だったかと問われると「そうだと思う。我々は重要なタイトル獲得を目指している。(第1戦を)0-2で負けていた中、我々はとても素晴らしい試合をやり遂げた。監督として選手たちにこれ以上多くのことを求めることはできない。我々は勝ち抜き、決勝戦を戦うにふさわしいと思う。我々は今対戦の2試合で優れたチームだったからね」と選手たちをたたえた。

10日にアウェーで行われる欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦パリ・サンジェルマン戦でも大逆転勝利が期待される。ホームでの第1戦では1-4で敗れており「0-2を逆転するのは簡単ではないが、1-4はさらに難しい。しかし我々はどんな試合だろうと勝つためにゲームをスタートし、勝ち抜くチャンスがあるか、様子をうかがうつもりだ。もし勝てなかった場合、我々はそのことを受け入れなければいけないし、自分たちの道を歩む必要がある」と話した。(高橋智行通信員)