昨季王者リバプールがチェルシーに0-1で敗れた。今季8敗目で7位へ後退。ホームのアンフィールドでは5連敗で、128年のクラブ史上初の屈辱となった。

最初のピンチは前半24分。縦パスで相手FWウェルナーに抜け出され、飛び出したGKアリソンもかわされてゴールネットを揺らされた。だがこれはオフサイドに救われた。

しかし同42分、ロングフィードを左サイドで受けたMFマウントにカットインから完璧な右足シュートをゴール右下に決められ、先制点を奪われた。

後半3分にはFWフィルミノのペナルティーエリア右からのクロスが相手選手の右手に当たったがハンドは取られず、そのまま逃げきられた。

チェルシーの新指揮官トゥヘル監督にハイプレス、豊富な運動量、素早い前線へのパス、ボックス内で仕掛けなど、お株を奪われた形となったリバプールのクロップ監督は「決定的な場面で我々のクオリティーを見せないといけない。それがあまりできていない。(敗戦は)大きな痛手だが、終わったわけではない。我々は試合に勝たないと」と言葉をしぼり出した。

リバプールは12勝7分け8敗の勝ち点43で7位に後退。首位マンチェスター・シティーとは22差となった。14年以来アンフィールドで勝利したチェルシーは13勝8分け6敗で勝ち点を47に伸ばし、4位に浮上した。