アトレチコ・マドリードは7日、レアル・マドリードとホームで「マドリード・ダービー」を戦った。前半15分にルイス・スアレスが先制点を決めて幸先の良いスタートを切るも、試合終了間際の後半43分にカリム・ベンゼマにゴールを許し、1-1で引き分けた。

試合後、ディエゴ・シメオネ監督が記者会見に出席し、土壇場で勝利を逃したRマドリード戦を次のように振り返った。

「どちらの面から見るかによるが、ネガティブな面は彼らにあった2回のチャンスのうちの1回で終盤に同点にされてしまったこと、ポジティブな面は我々が素晴らしいゲームをやったことだ」

「我々は前半、ゲームをうまくコントロールしてプレッシャーをかけ、良いパフォーマンスだった。後半も同じような流れでスタートし、試合を決めるチャンスもあったが、力強くなれなかった」

「我々は終盤にいつもあのようなことができる素晴らしい選手たちを抱えるチームと対戦したが、我々の方が彼らよりも試合に勝つためのチャンスが多かった」と感想を述べた。

実力差が拮抗している現在のリーグ戦の状況については「我々は全てのピッチの難しさを分かっているし、我々は皆、困難を抱えている」と簡単な試合が存在しないことを強調し、「80分までのチームの仕事ぶりを高く評価しているが、勝ちたかった試合に勝てなかったことは残念だ」とコメントした。

Aマドリードは消化試合が1試合少ないながらも勝ち点59を獲得してリーグ首位をキープしている。続いて勝ち点56のバルセロナが2位、勝ち点54のRマドリードが3位となっている。(高橋智行通信員)