アゼルバイジャン・プレミアリーグ(1部)の強豪ネフチと契約を結んだ本田圭佑(34)に16日までに、宇宙からのエールが届いた。

宇宙飛行士の野口聡一さんが、滞在中の国際宇宙ステーションから「移籍おめでとう!新天地でがんばってください!」とツイート。宇宙大好きの本田も大喜びで、絵文字付きの返信でお礼した。

地元メディア、アゼリ・スポーツでも「バクーのサムライ、ホンダはネフチに何をもたらすのか?」との特集記事が掲載されるなど、大物の加入で盛り上がっているようだ。

同メディアは「本田にとって2年ぶりの欧州復帰。トップ選手では、リーグ初の日本人。ロシアとイタリアで示したパフォーマンス、最高の状態からは程遠いとみられるが、それでもリーグにとって、この移籍は大きな出来事」などと書いている。

すでに首都バクー入りしていた本田は15日にホームスタジアム、バクセル・アリーナで契約書にサイン。クラブも加入を正式発表。背番号は4で、契約は5月末まで。リーグ制覇へ、残り8試合だけプレーする。

デビューは4月4日のスムガイト戦(ホーム)になる見込み。日本を含め、実に8カ国目の舞台が、ようやく決まった。

2月にポルトガル1部のポルティモネンセと契約したが、何とリーグ登録が認められず、欧州で新天地を探していた。

会見で本田は「海外で、新しい国で、日本人がプレーしていない国、ここアゼルバイジャンで挑戦しようと思った」などと話した。

◆ネフチ・バクー 1937年設立。68年に現在のネフチに改称。同国リーグで92年から8度のリーグ制覇を誇る強豪。12-13年には欧州リーグに出場。今季ここまで20試合を消化し13勝3分け4敗の勝ち点42で、同勝ち点のカラバフと激しく首位を争っている。ママドフ監督。