アーセナルのミケル・アルテタ監督(39)が、自軍のフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(29)について、メディアに「移籍ゴシップ」が出ることを歓迎した。

ESPN電子版によると、アルテタ監督は「他クラブが獲得に興味」といったたぐいの報道を見ると、ラカゼットが進歩している証しだと感じるのだという。

同FWは今季リーグ戦25試合に出場して11得点。ここ4試合で3ゴールを挙げるなど、さらに調子を上げており、他クラブが熱視線を送るのも無理はない。契約は来季までで、まだ契約延長の話し合いは始まっていない。セビリアやローマ、アトレチコ・マドリードなどのクラブが獲得を検討しているという話がメディアで報じられている。

ラカゼットが他クラブから評価されることについてうれしく感じているアルテタ監督も、現実的には今季終了後、同FWについてどうするか決めなければならない。新型コロナウイルスの影響がクラブの財政面に影を落とす中、新たなチーム編成に必要な資金を得るために売却するのか。もしくは5月に30歳になる同FWを高額な契約で引き留めるのか。決断を迫られることになる。