ヘタフェは3日、スペインリーグ第29節でオサスナとアウェーで対戦して0-0で終了し、3試合連続で引き分けた。この一戦で2試合ぶりに控えとなり、後半36分に出場した日本代表MF久保建英(19)について、スペイン各紙の評価は高いものにはならなかった。

久保は先月21日に行われた前節エルチェ戦で今季のリーグ戦初アシストを記録した後、U-24日本代表の一員として日本で2試合を戦い、オサスナ戦直前にスペインに戻ってきたため、約2週間チーム練習にほとんど参加できなかった。

スペイン紙マルカはオサスナ戦の久保に対し、評価をつけなかった(最高3点)。チームトップはジェネ、シャクラ、アランバリ、ククレジャの4選手で2点、ダビド・ソリア、イグレシアス、マティアス・オリベラ、ティモール、ニョム、アレニャ、マタの7選手が1点。そして久保同様、途中出場のサビット、エチェイタ、チェマの3選手が評価なしとなった。

スペイン紙アスの久保評価は1点(最高3点)。シャクラ、アランバリ、ククレジャ、アレニャの4選手がチーム最高の2点、ダビド・ソリア、マティアス・オリベラ、ジェネ、ニョム、ティモール、マタ、エチェイタの7選手が久保と同じ1点、イグレシアス、サビットの2選手が最低の0点、チェマが評価なしだった。

アス紙はオサスナ戦の久保について「マタの後ろで短時間出場し、両サイドに何度も流れるもプレーに関与できなかった」と寸評している。

久保のヘタフェ加入後のリーグ戦成績は12試合(先発5試合)、520分間出場、0得点1アシスト。

ヘタフェのリーグ戦成績は29試合7勝9分け13敗の勝ち点30で14位。次節、10日にホームで残留争いの直接のライバルであるカディスと対戦する。(高橋智行通信員)