マンチェスター・ユナイテッドのウルグアイ代表FWエディンソン・カバニ(34)のアルゼンチン1部ボカ・ジュニアーズへの移籍が“これまででもっとも”合意に近づいていると、ESPN電子版が報じた。

関係者によると、現在ボカの副会長を務める元アルゼンチン代表MFフアン・ロマン・リケルメ氏(42)が自ら交渉を行っており、好感触を得ているという。

昨季までパリ・サンジェルマンでプレーしたカバニは昨年10月、フリーエージェントとしてマンチェスターUに加入。以降、27試合で7ゴールを決めている。マンUとは2年契約を結んだが、本人とクラブの双方が今夏、早期に契約を打ち切るオプションを有しているという。

一方、同契約には1年間の延長オプションも含まれており、22-23年シーズンもマンUでプレーする可能性があるという。クラブが延長オプションを行使しない場合、カバニに200万ユーロ(約2億6000万円)を支払う義務が生じる。

関係者の1人は「カバニは温かく迎え入れられているマンチェスターでプレーを続けるオプションも持っているが、今の時点で南米に戻る選択はとても現実的だ」と話している。またカバニの父ルイスさんは先月、アルゼンチンのメディアに「息子が南米のクラブに移籍する可能性は60%」と話し、ボカでのプレーに傾いていることを示唆した。

ただ、父親のインタビューが報じられた後、カバニは自身のインスタグラムにマンチェスターUでの得点後の写真を掲載。「このユニホームを着ることを誇りに思う」とスペイン語で記した。いずれにしても今後の去就に注目が集まる。