マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督(48)が、3-1で勝利したトットナム戦後、相手の韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン、28)を批判した。

前半33分にマンチェスターU・カバニのゴールがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって取り消しとなった。ゴールにつながる一連のプレーの中でマンU・MFマクトミネイが孫の顔面を手で払うようにたたいたとみなされた。孫はマクトミネイと接触後、顔を抑えてピッチに倒れ込んでいた。

スールシャール監督は試合後、孫(英語表記SON)と息子という意味の英語sonをかけて「もしあれが私の息子で、地面に倒れたまま、立ち上がるのに仲間の助けを必要とするようであれば、食事はおあずけだ。恥ずかしいよ」と、孫のジェスチャーが大げさだったと批判。そして「審判たちは孫にだまされた。我々はだまされないが、審判はだまされた」と続けた。

一方、これを伝え聞いたトットナムのジョゼ・モウリーニョ監督(58)もおかんむり。「本当にがっかりだ。他のクラブの選手に向かって『オレの息子なら、夕食は与えない』なんて。本当に悲しいよ。でもソニー(孫の愛称)はラッキーだと思う。オーレよりも良い父親がいるのだから」。両軍に新たな遺恨が生まれた。