マンチェスター・ユナイテッドが、本拠地オールド・トラフォードの1階席の座席を覆っているカバーの色を変更したことが分かった。これまでの赤から黒に変えたという。

マンチェスターUは今季プレミアリーグで4敗しているが、すべてホーム戦でのもの。さらに現在戦っている欧州リーグでも、まだ本拠地で白星がない。

オーレ・グンナー・スールシャール監督(48)は14日、欧州リーグ準々決勝第2戦・グラナダ戦の前日会見に臨み「それをホームでの成績が悪いことの理由にするべきではないが、何人かの選手が瞬間的な判断をしなければならない時、そこにチームメートがいるのかどうか、背景が赤だと見にくいと言っている」と説明した。

マンチェスターUでは、25年前の1996年4月、1-3で敗れた敵地でのサウサンプトン戦でも同じような出来事があった。0-3で前半を折り返すと、当時のファーガソン監督が灰色のビジターユニホームを青と白のものに着替えさせて後半戦に臨んだ。灰色を基調としたスタジアムで、選手同士が認識しづらいという理由からだった。