トットナムのエース、イングランド代表FWハリー・ケーン(27)が2ゴールをマーク。今季通算21得点として、リーグ単独トップに立った。

前半27分、目の前に流れてきた左クロスを左足で豪快に先制ゴール。1点を追う後半23分も、右クロスのこぼれ球をゴール前で右足で思い切り蹴り込んだ。トットナム・モウリーニョ監督は「どちらも素晴らしいフィニッシュだったが、日々の練習で見慣れている我々にしてみれば、驚きはないよ」とたたえた。

ただ、後半ロスタイムにケーンが相手選手と交錯して右足首を負傷。残り時間わずかの場面で交代を余儀なくされた。全治期間を聞かれたモウリーニョ監督は「判断するのはまだ早い。彼がチームにとってとても重要な選手だというのは“明白”という言葉では足りないくらい明白。けがが重傷ではないと、今は楽観的でいさせてくれ」と話した。

トットナムは現在勝ち点50の7位で、来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内4位ウェストハムと勝ち点5差。今季リーグ1位の13アシストも記録するケーンが戦線離脱となれば、上位浮上がさらに厳しくなる。来季CL出場を逃せばケーンは移籍を考えるとも言われており、チームは窮地に立たされた。