レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督がスペインリーグ第33節ヘタフェ戦を翌日に控えた17日に記者会見に出席した。

その際、ジダン監督にはツキがあり、素晴らしい監督ではないという意見があることについて問われ、次のように反論している。

「私が幸運なのは間違いない。このチームで指揮を執り、この偉大なクラブにいることができているからね。私にはここにいられる幸運があるのは確かだが、私は監督として自分が酷いとは思っていない。そして間違いなく最高でもないが、私は自分がやっていることが好きなんだ。大事なのは自分が好きなことに情熱を注ぐこと。私は自分がどこにいるかを分かっているし、最も重要なのは日々全力を尽くすこと、そして特に私の選手全員だ。彼らは全ての中で最も大切だよ」と返答した。

続けて、「私は君たち(メディア)ともっとサッカーの話がしたい。しかし君たちはもっと他の話に興味があるように見える。しかしサッカーの話をする方がサッカーにとってためになるはずだ。なぜなら私は君たちもサッカーが好きなことを分かっているからね」とピッチ外の話を求めるメディアにくぎを刺した。

リバプールとバルセロナ相手の3連戦後に迎えるヘタフェ戦に向け、選手たちのメンタル面の低下を懸念しているかについては「我々は非常に厳しい試合のあったとても激しい10日間を過ごしてきたのは事実だが我々のメンタル面はとてもいい状態だ。一方、フィジカル面を回復する必要がある。我々は明日、フィジカル的にとてもハードな試合を控えているし、重要な勝ち点3がかかっているからね。しかし選手たちはヘタフェとの非常に厳しい試合に向け集中しているよ」と見解を述べた。

すでにグループ練習に通常通り参加しているアザールがヘタフェ戦でメンバー復帰するかについては「招集メンバーで確認できるだろう。彼ははるかに良くなっているし、彼が望むのはチームに戻ることだよ」と答えた。しかし記者会見直後に発表された招集メンバーに、アザールの名前は含まれていなかった。(高橋智行通信員)