スペイン国王杯決勝は17日(日本時間18日)、セビリアで行われ、バルセロナがビルバオに4-0と圧勝し、3季ぶり31度目の優勝を果たした。

後半15分にグリーズマンが先制し、3分後にデヨンクが加点、同23分にメッシが勝負を決める3点目を決め、同27分にもメッシがゴールを奪った。

クラブによると、これがメッシにとって05年のリーグで初めて優勝を経験してから通算35個目のタイトル獲得となり、これはバルセロナの中でも、スペインでプレーしている選手の中でも最多という。内訳はスペインリーグ10回、スペインスーパー杯8回、スペイン国王杯7回、欧州チャンピオンズリーグ(CL)4回、クラブW杯3回、欧州スーパー杯3回となる。

また、クーマン監督にとってはバルセロナの監督就任後初タイトルとなった。地元紙によると、試合後「長い道のりだった。少なくとも1つタイトルを取れたことは喜ばしい」と話したという。今季は開幕前にメッシが退団を示唆するなど去就騒動があり、リーグ開幕直後は出遅れ、欧州CLでは決勝トーナメント1回戦敗退と、何かと風当たりが強い時期が続いていただけに、ひとまず胸をなで下ろした形だ。リーグ戦ではまだ逆転可能な位置にまで追い上げており、「2つ目のタイトルを狙う。最後の試合まで戦うつもりだ」と決意を示した。