スペインリーグで2位のレアル・マドリードは18日(日本時間19日)、敵地で久保建英のヘタフェと対戦し、0-0の引き分けに終わった。この日、首位アトレチコ・マドリードが勝ったため、勝ち点差は3に広がった。Rマドリードはこれで15戦無敗としたが、逆転優勝を狙う中、下位に取りこぼした形になった。

ジダン監督は試合後、「守備はよかったが、攻撃は物足りなかった」と振り返った。前節はバルセロナとの「クラシコ」(2-1で勝利)、その後欧州チャンピオンズリーグ準々決勝リバプール戦(1-1も4強進出)と厳しい試合が続き、疲労からか本来の攻撃力が影を潜めた。ベンゼマ、クロースはベンチスタートと温存も、得点を奪えないことから後半20分にはベンゼマ、20歳でこの試合が1部デビューのブランコを投入せざるを得なかった。

メンディ、カルバハル、アザールらは故障で、バランらは新型コロナウイルスで欠場と、苦しい台所事情が続いている。これにジダン監督は「多くの欠場者がいるが、それは我々だけではない。同じように苦しいチームは他にもたくさんある」と言い訳にはしなかった。さらに「まだ多くの勝ち点が残っている」と、残り7試合での逆転を狙うつもりだ。

ヘタフェの久保はこの試合でベンチ入りも、出場機会はなかった。