マンチェスター・ユナイテッドのジョエル・グレイザー会長(54)が21日、欧州スーパーリーグに加わろうとしたことについて、サポーターに謝罪した。ファンへの手紙という形で声明を発表。「深く根差した伝統へのリスペクトに欠けていました」とつづった。

18日にマンチェスターUが他のプレミアリーグ5クラブとともに同リーグに加入することが発表されると、サポーターからの激しい反発が起きた。その結果、2日後の20日にプレミアリーグ6クラブがスーパーリーグ入りを撤回する事態に追い込まれた。

グレイザー会長は声明で「ここ数日間、フットボールが生み出す情熱と、この素晴らしいクラブに対するファンの深い忠誠心を目にすることができました。みなさんは明確にスーパーリーグに反対し、我々はそれを聞き入れました。我々は間違っており、今後はクラブを正しい方向へ進める姿勢を見せていきたいと思います。時間はかかると思いますが、個人的にもファンの信頼を取り戻すという課題に取り組み、みなさんのメッセージから学んでいきたいと思います。欧州サッカー界はより持続可能な形になるべきとは思いますが、スーパーリーグは間違ったやり方でした」などと記した。