今夏、欧州12都市で開催予定の欧州選手権が、プランの変更を余儀なくされる見通しとなった。

ESPN電子版によると、ダブリン(アイルランド)、ビルバオ(スペイン)、ミュンヘン(ドイツ)の3都市が、いまだに有観客で試合を開催できる確約ができておらず、ホスト都市から撤退する可能性があるのだという。

ダブリンについてはアイルランド政府が新型コロナウイルスまん延防止のための規制緩和に消極的で、開催都市からの撤退がほぼ決定的。ダブリンで行われる予定だった試合の代替地にはイングランド、スコットランド、ロシアが検討されているという。

スペイン北部のビルバオもダブリンと似た状況。ただ、今季欧州チャンピオンズリーグの試合も開催したスペイン南部のセビリアが代替地に手を挙げる可能性がある。

UEFAにとって最大の懸念はミュンヘンの撤退。アリアンツアリーナでドイツ代表がフランス戦、ポルトガル戦など3試合を行う他、準々決勝も予定されている。ドイツ国内では現在、スタジアムにファンを入場させることが禁じられている。