欧州スーパーリーグ(ESL)に参加したクラブに対し、制裁措置を行う可能性を示唆していた欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長(53)が21日、母国スロベニアメディアのインタビューに応じた。

「昨日、欧州のほとんど全てのクラブからサポートのメッセージが来た。返信できなかったメッセージが3800件あったよ」という同会長は制裁について「彼らが自分たちの過ちに気づき、それに応じた結果に苦しむことを、我々は願っている。その件については来週話し合うつもりだ」とした。

ただ、制裁によって27日に予定されている欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦レアル・マドリード-チェルシー戦がキャンセルされることはないもよう。

チェフェリン会長は「シーズンはすでに始まっている。もし我々が準決勝を開催しなければ、テレビ局に損害賠償を請求される。だから来週、試合が行われない可能性は少ない。将来的には違ってくるが」と説明した。(高橋智行通信員)