「欧州スーパーリーグ(ESL)」構想をつぶした欧州サッカー連盟(UEFA)アレクサンデル・チェフェリン会長(53)の、ユベントスへの怒りが当分収まりそうにない。

同会長は今季中はESL参加を表明した12クラブに対して処分を行わず、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝Rマドリード-チェルシー戦なども予定通り行われる。

だがチェフェリン会長はユベントスだけはいまだに許せないと思っているという。実は同会長は、ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長(45)の娘のゴッドファーザー(名付け親)。アニェッリ家とは家族ぐるみの付き合いを行ってきた。それだけにユベントスのESL参加は寝耳に水で、“身内”とも思ってきたアニェッリ会長の裏切りにいまだに怒り心頭なのだという。

チェフェリン会長はAP通信とのインタビューでアニェッリ会長との関係について聞かれると「もう何の関係もない。そして今後も関係を持つつもりはない」と冷たく言い放っている。