欧州サッカー連盟(UEFA)は、ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(39)について、「賭博関連会社との金銭的利害の疑い」に関する調査を要請したと、欧州各メディアが報じている。

イブラヒモビッチはギャンブルのウェブサイトであるベットハード社の株式10%を、自身の企業で所有しているとされ、UEFAは規則違反があったかどうか調べるため、検査官を任命したという。

スウェーデン紙アフトンブラーデットは今月初め、イブラヒモビッチが18年に共同所有者になった後、ベットハード社との金銭的利害関係を保持していると報じていた。国際連盟(FIFA)の規定によると、違反があった場合は最長で3年間のサッカー活動が停止され、8万6000ポンド(約1330万円)の罰金が科せられる可能性があるが、UEFAの制裁については現時点で明確ではないそうだ。

イブラヒモビッチは今季、新型コロナウイルス感染や故障などありながら、ACミランの公式戦25試合出場で17ゴールを挙げ、健在ぶりを示していた。同時に1月のイタリア杯ではインテル・ミラノのルカクと一触即発のにらみ合いを演じて、4000ユーロ(約52万円)の罰金(ルカクは3000ユーロ)を強いられていた。3月のW杯欧州予選で約5年ぶりに代表復帰して「神が戻ってくる」とツイート。今月22日にはACミランと来季の契約を更新したばかりだった。

なお、26日のセリエAラツィオ戦は故障で欠場していた。