レアル・マドリードのDFマルセロ(32)が、5月5日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦チェルシー戦(ロンドン)に参加できない可能性が出てきた。ESPN電子版が報じた。前日4日にマドリードで地方選挙が行われるが、マルセロに対して投票所での仕事が割り当てられたのだという。

マルセロは11年にスペイン国籍を取得。スペインでは市民に対して選挙において働く義務が課せられており、無作為で選ばれる投票所での仕事にマルセロが当たってしまったのだという。ただ、特別な事情があればこの任命を拒否することもでき、クラブ側もマルセロが欧州CL準決勝第2戦に出場できるよう行政側に働き掛けている。最悪の場合、投票所で働いた後、チームとは別行動で試合当日にロンドン入りする可能性もある。

マルセロは今季、左サイドバックの定位置を失い、主にメンディがレギュラーとして起用されている。ただメンディはふくらはぎを痛めており、第2戦に出場できるかは不透明。そのためマルセロが試合に参加できるかどうかはRマドリードにとって懸念材料となっている。

19年にはレバンテのGKフェルナンデスがビルバオ戦と同日の選挙の仕事に任命されてしまったが、異議申し立てで任命を撤回してもらった例がある。