レスターは敵地でサウサンプトンと1-1で引き分けた。

前半10分で相手に退場者が出て、数的優位に立ち、攻め込みながらも得点できない時間帯が続いた。後半16分にはイヘアナチョのハンドでPK献上、先制点を許してしまう。それでも同23分にイヘアナチョのクロスにエバンスが頭で合わせて同点に。そこから勝ち越せずに終わった。

試合後、ロジャース監督は「11対10で長い時間プレーしながら、こうなるとはがっかりだ。あの状況、普通ならもっとうまくやれるはず」と悔やんだ。一方で「少しの運、少しのクオリティーが必要だった。だが、言い訳はしない。サウサンプトンは勝ち点1に値した。それは疑いようもない。我々は勝つには十分ではなかった」と振り返った。

10人で耐えたサウサンプトンについては「彼らの守備がよかったので、我々がボールを保持し、いいエリアに入っても、パスやゴールへの精度が出せなかった」とたたえた。13日間で4試合目。「我々は疲れているようだ」とも話した。

約80分間の数的優位を生かせず、下位に引き分けどまりの取りこぼし。順位は3位のままだが、できるだけ早く来季欧州チャンピオンズリーグ出場圏を確実にしたいのが本音だろう。「どんな勝ち点でも重要」。この日の勝ち点1がどんな意味をもたらすか、残り4試合次第だ。