ドルトムントは2部ホルシュタイン・キールに5-0で圧勝し、4シーズンぶりの決勝進出を決めた。

若きエースFWハーランドが故障でメンバー外となる中、前半のゴールラッシュで勝負を決めた。同16分、22分にいずれもレイナがゴールを決めて勢いに乗り、同26分にはロイスがGKとの1対1から3点目をゲット。同32分にはT・アザールが相手のパスミスを奪って4点目とした。同41分にサンチョとの連係でベリンガムがゴールを挙げ、チームとして格の違いを見せつけた。

テルジッチ監督は試合後「もちろんこの結果はうれしい」としながら、後半30分までは完璧だった。「ただ、すべてが終わる前にモレイが負傷してしまった」と続けた。モレイは相手からボールを奪おうとした際に倒れ、右ひざを痛めたようで、後半32分に負傷交代していた。「彼は素晴らしい選手なので、本当につらい。明日になれば詳細がわかるだろう」と心配そうだ。

ドルトムントは欧州チャンピオンズリーグ準々決勝でマンチェスター・シティーに敗れたが、その後は公式戦4連勝。「ここ数週間はとてもうまくプレーし、賢く守ってきた。(決勝舞台の)ベルリンに行くことができてうれしい。それでも、今夜は最も大事なメンバーの1人への思いが続くだろう」。最後までモレイのことを気遣っていた。

ドルトムントは5月13日の決勝でライプチヒと対戦する。