首位マンチェスター・シティーがクリスタルパレスに2-0で勝ち、優勝に王手をかけた。2日に2位マンチェスター・ユナイテッドがリバプールに敗れると、2シーズンぶり7度目の優勝が決まる。

マンCは4日に欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦のパリ・サンジェルマン戦を控えるため、デブルイネらを温存。一方で、クラブの功労者であり、今季限りで退団するアグエロを先発させた。そのアグエロが勝利を導いた。

後半12分、左サイドのメンディからのグラウンダーのパスを受けてワントラップで浮かし、豪快に蹴り込んで先制弾とした。チームは勢いのままに同14分、アグエロ、ガブリエルジェズス、スターリングの連係から、最後はフェラントーレスが加点し、その後は試合を支配した。

アグエロは「それが僕の仕事。最後はゴールすること。それができてうれしい」と喜びを隠さなかった。

グアルディオラ監督は「彼はその経験値を見せつけた。なんというゴール、なんという選手、なんという男だ!」と手放しで称賛。「何度も故障に苦しんだが、本当によく練習してきたし、火曜日(パリSG戦)ではもう1つの武器になる」とあらためて信頼を寄せた。

指揮官はマンU-リバプールの試合は見るには見るが、それよりパリSG戦への準備を優先する構えだ。「既にそれ(優勝)は我々の手中にある。明日決まらなくても、来週がある。残り4試合で勝ち点2を取ればいいのだから」。次の頂点を見据えているようだ。