メッシの“決起集会”が調査の対象となってしまった! 8日の首位アトレチコ・マドリードとの決戦を前に、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が3日、バルセロナ近郊カステイダフェルスの自宅にチームメートを招き、ランチを共にした。

クーマン監督から翌4日は休日を与えられていることもあり、選手たちは夫人や恋人らも伴い、メッシ宅に集結。士気を高めた。しかしESPN電子版によると、この集いが新型コロナウイルスまん延を防止するためのリーグ規定に違反している可能性があるとして、スペインリーグが調査を開始したという。

またカタルーニャ地方では屋内、屋外問わず6人までならグループで集まることが許されているが、メッシが開催したランチは人数オーバーの可能性が高いため、地元当局も調査に乗り出した。

メッシ宅でのランチは、ソーシャルディスタンスに気を付け、屋外でテーブルの距離も離されていた。加えて過去にサッカー選手がコロナウイルスに関する規定に違反して処罰された先例がないため、実際に罰則が科せられる可能性は低い。カタルーニャ州政府のアラゴネス首班代行は「バルセロナの選手たちのように世間の目にさらされている人たちは、模範になるような行動をとってほしい」などと話すに留めた。

スペインリーグは残り4試合。バルセロナはレアル・マドリードと勝ち点74で並び、勝ち点76のAマドリードを追走している。バルセロナは首位クラブとの決戦を含め、4連勝すれば優勝がぐっと近づく。