ビリャレアルは6日、欧州リーグ準決勝第2戦でアーセナルとアウェーで対戦して0-0で引き分け、2試合合計2-1でクラブ史上初の決勝進出を達成した。試合後、ウナイ・エメリ監督(49)が第1戦のアドバンテージを死守した戦いについて次のように語っている。

「我々は1次リーグで難しいチーム相手にとてもいいプレーをやってきたし、決勝に進出するために優勝候補のひとつに勝つ必要があった。そしてもし我々が優勝を望むなら、新たな優勝候補である(マンチェスター・)ユナイテッドを打ち負かさなければならない。今日の試合はとてもハードだったし、苦しむ瞬間があることを分かっていたし、我々は相手ゴールに迫るため、ボールをキープしようと思っていた。このような試合で成功を収めるためには、苦しみに耐える方法を知る必要がある」と振り返った。

決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦することについては「ここまでの道のりでも優勝候補のチームがいたので、我々は決勝に進出するに値していた。これまでの試合を見てみると、ユナイテッドが大本命だと言えるだろう」と印象を語っていた。

エメリ監督にとっては今回、監督として5回目の欧州リーグ決勝進出となった。セビリア監督時代の2013-14年シーズンから2015-16年シーズンにかけて3連覇を達成した一方、アーセナルを率いた2018-19年シーズンはチェルシー相手に敗れていた。(高橋智行通信員)