マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が、優勝した16-17年大会以来4シーズンぶりの決勝進出を決めた。2-3でローマ(イタリア)に敗れたものの、第1戦で6-2と大勝した貯金が効いて、2戦合計8-5で勝ち上がった。

試合後、マンチェスターUのスールシャール監督は「我々は相手にボールを与え続け、難しい位置でそれを失うこともあったけれど、幸運にもうちには世界最高のGKの1人と、ゴールを欲してやまないストライカーがいる」と話し、GKデヘアとFWカバニの活躍をたたえた。

カバニは第1戦に続いて2得点。DFマグワイアは「まさしく彼の2ゴールは素晴らしかった。僕らがボールを保持している時、彼の動きは本当に素晴らしく、ペナルティーエリア内に球を入れれば、彼にとっては常にチャンスになる。それをみんな知っている」と、34歳ながら衰え知らずのカバニのゴール感覚を強調した。カバニはかつてナポリに所属するなどセリエA経験者で、ローマとの対戦は通算14試合で13得点という相性のよさもあった。

今回は2戦で両軍合わせて13得点という点の取り合いで、大会史上準決勝では最多となる。一方でスールシャール監督は「浮き沈みが激しかった。今日の後半は残念」と、後半の3失点には納得がいかない様子。決勝までにどう修正するか、注目される。

26日の決勝ではビリャレアル(スペイン)と対戦する。