レアル・マドリードが来季の補強に向け、インテル・ミラノのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(23)とコンタクトを取った可能性があると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が7日に報じている。

欧州チャンピオンズリーグ準決勝でチェルシー相手に敗退したばかりのRマドリードは、すでに来季のプランに向けて動いており、クリスティアノ・ロナウド退団以降、ずっと続く得点力不足を解消するため、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペやドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド獲得が有力候補に挙がっている。

その状況下、同紙はスペインのラジオ局カデナ・コペの情報をもとに、Rマドリードの強化部門にとってラウタロ・マルティネスは何年も前からお気に入りになっており、すでに選手個人と来季に向けて交渉を開始した可能性があると伝えた。一方、インテル・ミラノとはまだ交渉していないとのことだ。

ラウタロ・マルティネス自身は最近、ESPNのインタビューで「ソラリがカスティージャの監督を務めていた時、僕を求め、契約のオファーを受けたけど、僕はまだ自分にはその準備できていないと感じていた」と、数年前、RマドリードのBチーム入りの機会がありながらも受け入れなかったことを明かしていた。

ラウタロ・マルティネスは昨夏、バルセロナに狙われていたものの、最終的に金銭的な折り合いがつかずインテル・ミラノに残留し、11季ぶりのセリエA優勝に貢献していた。(高橋智行通信員)