パリ・サンジェルマンが間もなく、ブラジル代表FWネイマール(29)と4年間の契約延長で合意に達する予定だと、スペイン紙マルカ電子版が7日に報じている。

パリ・サンジェルマンは現在、来季に向けて不透明な問題を3つ抱えている。それは2022年6月30日で切れるネイマールおよびフランス代表FWキリアン・エムバペとの契約延長、そしてバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの獲得である。

この中でネイマールに関して、ここのところ頻繁に来季のバルセロナへの移籍話が報じられており、契約延長で説得するのは容易ではなかったという。しかし同紙はフランス紙レキップの情報を引用し、パリ・サンジェルマンが8日にネイマールと2026年6月30日までの4年間の契約延長を締結する予定だと伝えており、大きな問題のひとつを解決することになると強調している。

また、ネイマールは先月下旬、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦マンチェスター・シティー戦前日の記者会見で「いつも通り幸せだ。パリ・サンジェルマンは僕が入団してから大きく成長してきた。僕たちは2季連続で欧州チャンピオンズリーグのトップ4に入っている」と語っていたように、パリでの生活に満足していることを明かし、すでに来季以降もパリ・サンジェルマンでプレーを継続する可能性を示唆していた。

一方、同紙はレアル・マドリードの今夏最大の獲得目標になっているエムバペについて、現時点で来季の去就が完全に不透明な状況であることを伝えている。

(高橋智行通信員)