プレミアリーグで、マンチェスター・シティーは8日(日本時間9日)、ホームでチェルシーと対戦、勝てば2シーズンぶり5度目の優勝が決まる。

同時に両者は29日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝でも顔を合わせるため、頂上決戦への「前哨戦」ともなる。

互いに欧州CL準決勝で激闘を演じたばかりであることや、あからさまに手の内を見せないために、大きく布陣を変えることも考えられる。また、マンCにとっては一気に優勝を決めれば、その後3週間は欧州CL決勝に焦点を絞れる。そんな中、グアルディオラ監督は「欧州CL決勝のために選手を休ませることはない」と話した。チェルシー戦の後は14日にニューカッスル戦、18日にブライトン戦となり、「そこで少しは回復できるはず」としている。

「選手たちが集中していれば、あえて『欧州CL決勝に集中しろ』と言う必要はない。なぜならこのチームにはギュンドアン以外に決勝を経験した選手はいないからね」。クラブ史上初の決勝進出だけに、特別なことはせずに通常のペースで調整していく構えのよう。「誰もがベストコンディションで決勝を迎えられることにこそ、集中すべきなんだ」。

今回のチェルシー戦については「相手のことを考えれば、簡単にはいかない」と油断はない。チェルシーはこの時点で4位と、来季の欧州CL出場権争い中だ。同時に「でも、『うまくやったね』と祝い、楽しむことになればいいね」と歓喜の瞬間を心待ちにしていた。