ブンデスリーガで8日(日本時間9日)、バイエルン・ミュンヘンはホームでボルシアMG戦を迎え、勝てば9シーズン連続31度目のリーグ優勝が決まる。

前節を終えてBミュンヘンは勝ち点71で首位、2位ライプチヒは同64と7差で、ともに3試合を残していた。

前節もマインツに勝てば優勝という状況だったが、1-2で敗れて、優勝は持ち越しに。この敗戦がよほど悔しかったのか、フリック監督は7日の前日会見で「勝ち点いくつが必要かなのではなく、あとどれだけの勝ち点が取れるかだ。それをすべて手に入れる。それがほかのクラブとの違いだ」と、残り試合すべてで勝利を飾る意気込みを見せた。

ボルシアMG戦の3時間前にはライプチヒとドルトムントの対戦が開始され、ライプチヒが負けた時点でBミュンヘンの優勝が決まる。そんな中、同監督は「その試合には興味はない。自分たちの試合の準備をする」とも話していた。

1月にボルシアMGと対戦した際は2点先行も、2-3で敗れている。「前回の対戦でうまくいかなかった点を改善しないと。こちらがボールを保持している時にボルシアMGは果敢に来るし、向こうがボールを持てば素早く攻めている。彼らは試合巧者だ」と警戒した。

フリック監督は既に今季限りでの退任が決まり、ドイツ代表の次期監督就任に向けて交渉が始まっているとされる。一方のボルシアMGのローゼ監督も、来季はドルトムントの指揮官になることが決定済み。現在7位のチームに来季の欧州カップ戦出場権(6位以内)を“置きみやげ”にしたいところだ。