バルセロナはホームでアトレチコ・マドリードと0-0で引き分けた。前節終了時点でAマドリードは勝ち点76で首位、バルセロナは同74の3位から追い、勝てばこの時点でAマドリードを抜ける“首位攻防戦”だった。

バルサはクーマン監督がベンチ入り禁止処分で、アシスタントコーチのシュローデル氏がベンチに入っていた。

前半はAマドリードが攻勢。バルサは同31分にブスケツが接触プレーの影響で交代を強いられたこともあって、守備のバランスを欠いた。同34分にはスアレスに、同37分にはカラスコにシュートを打たれるなどピンチを招くが、GKテアシュテーゲンの好守もあって、防ぎきった。同42分にはメッシが右からドリブルでペナルティーエリアまで運ぶビッグチャンスも、ゴールはならなかった。

バルサは後半開始からアラウホを投入すると、チームは安定感を取り戻し、好機が増えてくる。だが、後半22分のメッシのFKを相手GKオブラクがはじくなど、Aマドリードの堅守を破れない。同25分にはアラウホがネットを揺らすが、オフサイドで得点ならず。同39分のデンベレのシュート、同44分のメッシのFKも枠をとらえられなかった。

結局痛み分けで、試合終了時点でAマドリードが勝ち点77で首位、バルセロナが同75で続き、翌日に試合があるレアル・マドリードが同74となった。

試合後、ピケは「後半はチャンスが多かった。まだ3試合残っている。優勝争いはこれからだ」などと話していた。