女子のフランス1部リヨンの熊谷紗希(30)が12日、女子ブンデスリーガのバイエルンに移籍した。同クラブが発表した。2年契約を結んだ。

熊谷はバイエルンを通じ「バイエルンでプレーすることをとてもうれしく、楽しみにしています。私は新しい挑戦を探していました。昨年のチャンピオンズリーグ準々決勝でバイエルンと対戦したとき、バイエルンがいかに統一されているか、そして、とても良いチームであることに気づきました。それが私のクラブへの興味を刺激しました」とコメントした。

熊谷は、なでしこジャパンの主将で、11年の女子ワールドカップ優勝に貢献。同年に浦和からフランクフルト、13年にリヨンに移籍しており、女子ブンデスリーガには8年ぶりの復帰となる。リヨンでは女子チャンピオンズリーグで15-16年から5連覇した。今季は準々決勝でパリ・サンジェルマンに敗れ6連覇を逃した。バイエルンも準決勝でチェルシーに敗れており、熊谷は「バイエルンミュンヘンでチャンピオンズリーグに勝ちたい!」と意欲を見せた。