首位アトレチコ・マドリードが2-1でRソシエダードを下した。

Aマドリードは序盤からスアレスがボレーシュートやFKでゴールを狙うなど、好機をつくる。

同16分に先制。ショートCKを起点に、カラスコが右後方からのリョレンテのパスをゴール前左で受けてワントラップ、前に出ていたGKの股間を抜くシュートだった。

同28分にはコレアが追加点を決めた。こぼれ球を奪ったスアレスからのスルーパスに、右から走り込んでダイレクトで左へたたきこんだ。

守っては、ボール支配率は譲ったが、決定的なピンチは多くなく、シュートを打たれてもGKオブラクが阻んだ。

後半は追加点こそならなかったが、好機を重ねてペースを保つ時間帯が続く。同38分にセットプレーから失点し、終盤は攻め込まれ続けたが、逃げ切った。

試合終了の瞬間、シメオネ監督は力強いガッツポーズを見せた。

試合後、コケは「疲れたけど素晴らしい試合だった。勝つために大きな力を出し切った。勝ち点3ずつ積み重ねていくしかない。日曜日(次節)はもう1つの決勝戦だ」などと話していた。

前節はバルセロナと0-0で引き分け、2位以下を突き放せなかったAマドリードだが、この時点で残り2試合として勝ち点80。前日にレバンテと3-3で引き分け、やはり残り2試合のバルセロナが同76。翌日の試合も含め残り3試合のレアル・マドリードが同75で続いている。4位セビリアは優勝の可能性がなくなった。