FA杯決勝は15日(日本時間16日)にウェンブリー競技場で行われ、レスターとチェルシーが対戦する。レスターにとっては52年ぶりの決勝進出、初優勝を狙う。

レスターは守備の要のエバンスが、かかとの負傷で離脱していたが、決戦に向けて復帰できる可能性があるという。ロジャーズ監督は直前に決断するとしたものの、非常に前向きで「彼がフィットしてプレーできれば、我々にとって大きな力になる」と話している。

そのエバンスは「難しくも意義深い道のりだったが、みんなが同じ経験を積めてうれしい。カップ戦決勝はクラブにとっては久しぶりだから、みんな興奮している」と話す。1月にチェルシーと対戦した際は2-0で勝利。これが敵将ランパード監督の解任のきっかけとなった形だった。エバンスは「今は(チェルシーにトゥヘルという)新監督がいて、新しい戦術を持っている。守備はさらにしっかりし、速攻もよくなっている。その点で今季のうちと近いから、決勝は面白い試合になる」と話した。

レスターは今季、いわゆる“ビッグ6(マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティー、アーセナル、チェルシー、トットナム、リバプール)”からいずれも勝ち星を挙げ、現在リーグ戦3位と好調だ。11日にはマンUを2-1で下し、敵地オールドトラフォードでは98年以来の白星と、勢いに乗っている。