レアル・マドリードのジダン監督が今季限りで退任した場合、後任として元ユベントス指揮官のマッシミリアノ・アレグリ氏(53)が最有力だと、スペイン紙アスが報じた。他にはRマドリードのカスティージャ(Bチーム)を率いるラウル氏の名前が後任候補として挙がっている。

アス紙によると、アレグリ氏は別の欧州ビッグクラブから届いている2つのオファーの返事を遅らせているもよう。Rマドリードの指揮官就任を視野に入れているからで、ユベントスでスター選手を抱えるチームを率いることに慣れていることもアレグリ氏有利に働くと見ている。

一方、ラウル氏には現在、Eフランクフルトからオファーが届いている。だがラウル氏は将来的にレアルのトップチームを率いることを夢見ており、カスティージャでその機会を待ち続けるつもりだという。

これらの状況を総合的に考慮し、Rマドリードはアレグリ氏を最有力とし、ラウル氏はアレグリ氏が成績不振に陥った場合の交代要員として考えているという。(高橋智行通信員)