バルセロナが今季終了後、ロナルド・クーマン監督(58)を解任することを決断したと、スペイン紙ムンド・デポルティーボ電子版が17日に報じた。

契約は来年6月30日までだが、クーマン監督が来季バルセロナに残ることは99%ないという。もし同監督が来季も残留するとすれば、クラブが後任を見つけられなかった場合だけとみられている。

ラポルタ会長は以前から個人的にはクーマン監督のことを支持しておらず、16日セルタ戦に敗れてリーグ優勝の可能性が消滅したため、後任探しをスタートさせる見通し。クーマン監督はセルタ戦の前日会見では「もしクラブの信頼を得られるなら、監督を継続したいと思う」と意欲を見せていたが、可能性は低くなった。

ムンド・デポルティボ紙はインターネット上で「クーマン監督がバルセロナとの契約を全うすべきか」というアンケートを実施したところ、約64%が「ノー」と回答。来季の続投を望まない声が多かった(全回答約1万9300人)。(高橋智行通信員)