サウジアラビア・サッカー連盟は、国際サッカー連盟(FIFA)に対し、2年に1度の男女ワールドカップ(W杯)開催を検討するように求めた。FIFAが18日、正式な申し入れがあったと明らかにした。

21日に211の加盟国がオンラインで参加してFIFA年次総会が行われる。その際、サウジアラビア連盟の「隔年でW杯を開催した場合の影響など、実現可能かどうかの調査を行うべき」という提案について議論される予定。男子W杯を2年に1度開催するアイデアについては、ゼップ・ブラッター氏がFIFA会長を務めていた20年前にも浮上していた。

欧州では各国代表によるネーションズリーグが新設されたこともあり、過密日程が問題視されている。隔年のW杯開催が支持を得られる可能性は低いが、サウジアラビア連盟と緊密な関係を築き、より大きな大会の開催を模索しているFIFAのジャンニ・インファンティノ会長にとっては、検討に値する提案だとみられている。