日本代表MF久保建英(19)が所属するヘタフェは、最終節でグラナダと0-0で引き分けた。

久保は途中出場した前節で1部残留を決めるミドル弾を決め、この日は6試合ぶりに先発。シャドーの位置に入った。

序盤はヘタフェが有利にゲームを運び、アレニャやエネス・ウナルが立て続けにゴールを狙う。久保は前線でボールに絡み、同15分にはドリブル突破でヘルマンからイエローカードを引き出すと、同20分にはペナルティエリア外からシュートを打つが、DFにブロックされた。前線から積極的にプレスをかけ守備でも貢献した。

得点を奪えないまま試合を折り返すと、後半8分、右サイドで巧みなドリブルでDFを突破してクロス。しかしこれは誰にも合わせられなかった。

その後、厳しいマークに遭いながらも、ビクトル・ディアスとエテキからイエローカードを引き出した。そして同19分にダミアン・スアレスが下がり、クチョ・エルナンデスが投入されたことで右サイドハーフにポジションを移したが、ほとんどボールが入らないままスコアレスドローで試合が終了した。

ビリャレアルとヘタフェでプレーした久保のスペイン2季目のリーグ戦通算成績は31試合(先発10試合)、1093分間出場、1得点1アシストだった。(高橋智行通信員)