25日に来年6月30日までの1年間の契約延長が正式発表されたレアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(35)が同日、その喜びをクラブのインタビューで語っている。

「レアル・マドリードの選手でいられることに勝るものなど存在しないし、サンティアゴ・ベルナベウでプレーすることよりも気持ちのいいことなんてないよ。誰もがRマドリードに来たいと思っているが、僕にはここにいられる幸運があった。10年目を迎えるが、この偉大なクラブを代表できることよりも素晴らしいことなんて存在しない。夢のような9年間だったし、10シーズン目もまた特別なものになることを願っている」

「今回の契約延長はたくさんのことを意味している。誇りで満たされているし、約10年間、ここにいることを意味することになるからね。予想していなかったし信じ難いことだ。僕は27歳になる直前に入団したので、僕が望む最後のことは、最大限のものを求められ、居続けるために常にできる限り最高のレベルでいなければならないこの偉大なクラブで長年過ごすということだった。とてもうれしいし、このクラブでもう1年プレーを続けられることに誇りを感じている」

またモドリッチはRマドリードに在籍した9年間での最高の瞬間について、次のように振り返っている。

「たくさんあるのでひとつを選ぶのは難しいよ。選びたくはないけれど、デシマ(10回目の欧州チャンピオンズリーグ制覇)や欧州CLとスペイン国王杯の2冠を達成したシーズン(2013-14)、国内リーグと欧州CLに優勝した2016-17シーズンの2冠などがあった。それらのシーズン、僕たちはとてもいいプレーをしていたし、試合を楽しみながら大きな自信を感じていたんだ」

「また2018年は僕にとって、個人としても集団としても本当に素晴らしかったよ。この9年間、僕たちが成し遂げてきたことはスペクタクルだった。再現することなどほぼ不可能であるし、僕は正直、欧州CLに4回も優勝できるなんて想像もしていなかったよ」

モドリッチはRマドリード在籍9年間で公式戦391試合に出場して28得点を記録しており、今回の契約延長で36歳までプレーすることが確実となっている。

(高橋智行通信員)