ラツィオのシモーネ・インザーギ監督(45)が今季限りでの退団を表明した。コンテ監督の後任としてインテル・ミラノを指揮するためだという。

インザーギ監督は「クラブ、会長、選手たち、そして選手と指導者として過ごした22年間、寄り添ってくれたファンに感謝したい。我々はともに戦い、ともに勝利した」「このクラブのチームカラーはいつまでも私の心の中にある。青と白は私の魂の一部だ」などとコメントした。

インザーギ氏は99年に選手として入団して以来、期限付き移籍の期間を除き、ラツィオ一筋。引退後はユースのコーチを経て、トップチームの指揮官に昇格した。

スカイイタリアによると、インザーギ氏は26日にラツィオのロティート会長と契約延長で口頭合意。しかし直後にインテル・ミラノの勧誘によって心変わりしたという。

それでもラツィオは、インザーギ監督が長い間、クラブのために献身的に働いてくれたことに感謝し「監督が考えを変えたことをリスペクトしたい」とインテル入りに理解を示した。