フランスがウェールズに3-0で快勝した。前半34分にエムバペが先制、後半2分にグリーズマンが加点し、同34分に途中出場のデンベレがダメ押し弾を決めた。

この試合でベンゼマが6年ぶりに代表復帰。前半27分に相手DFのハンドでPKを獲得したが、これを失敗してしまう。ゴール左下を狙ったキックは相手GKの見事な飛び込みで阻まれてしまった。ベンゼマは14年W杯スイス戦、親善試合スウェーデン戦に続き、フランス代表として3連続PK失敗という。

試合後、デシャン監督は地元メディアに「カリム(ベンゼマ)は運がなかった。でも、非常に存在感があった。ゴールできれば彼も私も喜ばしかったが」と振り返り、「(再びフランス代表でプレーすることは)彼にとって重要な瞬間だった。彼ならではのプレーで役割を果たした」と評価した。

PK獲得や3点目の場面はベンゼマのショートが導いたものだった。

33歳のベンゼマはこれで代表82試合目となった。本人は「素晴らしいチームの勝利。帰ってきたぞと、いい感触だ」とコメント。「今季は日程がきつくて難しかったけど、コンディションは上向きだ。今後が楽しみ」などと、手応えをつかんだようだ。