セビリアのフランス代表DFジュール・クンデ(21)が今夏、欧州のビッグクラブの注目の的になっているとスペイン紙マルカが4日に報じている。

クンデはセビリアに所属しているここ2年間で大きく進化を遂げ、2日に行われたウェールズ戦でフランス代表デビューを果たし、11日に開幕する欧州選手権メンバーにも選出されている。さらに東京オリンピック(五輪)参加の可能性もあるとのことだ。

順調に成長を続けるクンデに対し、これまでレアル・マドリードやバルセロナが興味を示していることが報じられていたが、さらにマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシーなどが獲得に動きだしていると同紙は伝えている。

クンデのセビリアとの契約は2024年6月30日とまだ3年残り、契約違約金は8000万ユーロ(約104億円)に設定されているが、英国内ではプレミア勢が6500万ユーロ(約84億5000万円)のオファーを出す可能性があると推測されている。これは1年前にマンチェスター・シティーがセビリアに提示した時よりも1000万ユーロ(約13億円)高い金額となっている。

セビリアの移籍金収入の過去最高額は2019年夏にモナコに売却したウィサム・ベン・イェデルで4000万ユーロ(約52億円)だった。今夏クンデを放出した場合、クラブ史上の最高額を更新するのは間違いなさそうだ。(高橋智行通信員)